こんにちは。あやのはるかです。
婚活に限らず、新しい出会いは日常に溢れています。コミュニケ―ションをとる中でお互いの事を知るたびに「いいね」と受け入れることもあれば、「非常識」「変わっている」と否定してしまうことがあります。
相手が○○だよ、といえば、○○が当たり前でしょうと、さも自分が正しくて相手が間違っているかのように言ってしまうことはありませんか?
あなたの「当たり前」が、私の「当たり前」ではない事

婚活でも、口に出しては言わないまでも「○○が当たり前なのに」と相手に対して思うことがあったら、「それって本当に当たり前かしら」と、たまには自分を疑うことも大切ではないでしょうか。
普段の会話で、よく聞くし口にしてしまう「そんなの、当たり前ですよね」という言葉。口癖になっているなら、イエローカード。せっかくのご縁がにげていってしまうかもしれません。
一般的に多くの人がやっている事や考え方が「当たり前の事」として、正しい常識だと思われています。多くの人がまちがっていることもあるし、常識でなく自由でいいことも多いと思います。
ところで、あなたは、外出するときは、かならずお化粧をしますか?
ほとんどの女性にとっては恐らく当たり前であろう「お化粧をする習慣」がなくて、すっぴんでいることが私にとって当たり前なのです。
会社へ行く時も、プライベートな外出をする時も、ほとんどお化粧はしません。常識というほどではないですが、アレルギーもあるので、顔には化粧水やクリームを最低限のせるだけです。
素肌に自信があるから?・・いえいえ、とても綺麗な肌とは言えません。
なぜ、お化粧をする習慣が身につかなったのかは、19歳の時の体験にさかのぼります。
大人になっても忘れない瞬間

平成や令和では高校生からお化粧は当たり前のようですが、私が高校生の頃は化粧をしている同級生はほとんどいませんでした。
学校へ化粧をしてくる子は不良っぽい子か文化祭のイベントに出るときくらい。大半はせいぜい色付きのリップクリームを塗る程度でビューラーでまつげを上向きにするくらいだったような気がします。
そんな時代でしたから、高校を卒業した時に初めてお化粧道具を買いに行き、お店の人に教えてもらったように自宅で練習をしていました。
最初はうまくできないし、化粧をした顔に見慣れていないので自分の顔を見た時は恥ずかしかったな。そのまま外出する勇気がなかったので、化粧をしてはすぐ落としていました。
少し慣れてきたころ、出かける予定があったので化粧をしたまま自分の部屋からリビングに降りると、母と母の友人たちが楽しそうにおしゃべりをしていました。
私が挨拶をすると、「はるかちゃん、今日は綺麗ね。口紅の色もいいわね」と言ってくださいました。
ところが、母は私に一言、こういいました。
「はしたない」
母から言われた一言と、その時に自分に向けられた母の表情は、まるで汚いものを見るような怖い表情でした。
それは、例えるなら、大きくなろうとしていた小さな芽を、摘み取られたような瞬間で結構ショックな出来事でした。
それからしばらくは、化粧を練習することは止めました。人前に出るときは、化粧をして綺麗になろうという思いも、化粧興味も無くなってしまいました。
自分が化粧を習慣にしてこなかった理由は、
身だしなみは相手に敬意を払う事
「化粧をしない素顔をさらすのは、相手に失礼だ」
「化粧は自分のためより、相手のため」という考えもあります。
化粧は身だしなみの一部だから、相手に敬意を払うという意味だとすれば、まったくのすっぴんで相手に会うことは失礼かもしれません。
とはいえ、大切な仕事や大勢のはじめて人に会うときは、うっすらとファンデーションと口紅は塗ります。
「失礼な人だな」「すっぴんで恥ずかしくないのか?」と思われているかもしれませんが、今はもう、どうしてもお化粧に時間を使おうとは思えないのです。
ということで、いつかあなたにお目にかかる機会があっても「ほぼすっぴん」かもしれませんが、気を悪くなさらないでくださいね(^^)
当たり前や普通って、それ、本当かな?
お化粧以外の事でも、たぶん、あなたが当たり前と思っていることが私にとって当たり前でないことは、きっとたくさんあると思います。
婚活中に出会う異性に対しても、あなたが思っている当たり前が、相手にとっては当たり前でないかもしれません。
特に、自分と同じ考えや習慣を持った人だけが周りにいると、その考え方や習慣が一般的で当たり前の事だと信じ込んでしまいます。
違う考え方や習慣を持った人が現れると、「変わっている」とか「変じゃない?」と思ってしまう事ってありませんか?
もし、「それ変だよ」「普通じゃないよ」が口癖になっているなら、繋がるはずのご縁が繋がらなかったり、出会いを遠ざけたりしているかもしれません。
婚活していると、様々な考えや価値観と出会うことになります。
絶対正しい考えや価値観って、実は存在しないのではないかと、私は思うのです。
考えや価値観に対して、好きや嫌いの感情を持ってしまう事、受け入れられないことは仕方がないですが、否定はしないようにしたいものですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
あやのはるか